看護の魅力発信!中学生対象 訪問型看護体験
1.はじめに
愛知県私立看護系大学の2校で、中学生を対象に「看護の魅力発信!中学生対象 訪問型看護体験」を企画・運営しました。
少子化において受験生を確保するためには、高校生よりも早い時期に看護の魅力を知ってもらう必要があると考え、中学生を対象に実施しました。
2.企画・運営の方法
看護教員が中学校を訪問し、看護の魅力を発信し体験してもらうことで、看護への正しい理解や、看護職を希望する生徒を増やすことを目的としています。中学生にVR教材で看護体験をしてもらいながら質問に回答するため、看護職を目指す中学生に正しい情報を提供できます。教員間の情報交換、ネットワーク構築の機会とすることも目的の一つです。
訪問可能な市町村の教育委員会へポスター及び案内を送付し、参加可能な中学校を紹介いただき、訪問日や内容等を決定しました。
3.参加者
7回(7か所)実施し、242名の中学生が参加しています。
4.内容
看護に関する講義、メタクエストを使いVR体験(ドクターヘリ、病棟での検温)を中心に実施しました。参加者の人数により、「聴診器で心臓の音を聴いてみよう」などの体験、動画視聴(BLS、点滴準備)も実施しています。
5.アンケート結果
自由記述(一部抜粋)
- 看護師は医師のお手伝いみたいなイメージで、医師からの判断が必要なものだと思っていたので、判断を待たずに動く看護師がいることに驚きました。
- 看護師は入院している時に、ずっと寄り添ってあげるということを知りました。私の将来の夢は看護師だから、VR体験で看護師のことを知れて嬉しかったです。また、こういう機会があったら行きたいと思いました。
6.まとめ
大学で実施しているオープンキャンパスは、看護職になりたい希望のある生徒の参加が多く、職業選択の段階での参加ではありません。多くの中学校では、職業選択について考える機会を設けていますが、看護職や看護系大学について十分に理解していない中学校教員の存在も推測されます。
本プロジェクトでは、看護職、看護系大学について多くの生徒が理解を深めたようです。そして将来の職業選択の一つになった者も多く、楽しく学ぶことができていました。中学生は、思春期に入り親や友達と異なる自分独自の内面の世界があることに気づき始めるとともに、自意識と客観的事実との違いに悩み、様々な葛藤の中で、自らの生き方を模索しはじめる時期といわれています。この時期のこどもに看護のやりがいを伝えることは、看護職不足に対する効果的な取り組みであったと考えています。
また短期間ではありましたが、2大学の教員が同じ目的で情報交換しながら取り組むことができたことは、教員間の関係構築の良い機会となりました。そして本企画の効果を実感し、今後も発展的に継続していくことを共有しています。大学間の連携強化がますます図れることと期待しています。
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VR体験
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表1.参加生徒のアンケート結果

