会長挨拶

会長挨拶

 この度、日本私立看護系大学協会会長を拝命いたしました原玲子でございます。
 会員校の皆様には、平素から本協会にご協力を賜り、御礼申し上げます。
 本協会は1976年に、会員校11校で設立され、今年、50周年を迎えました。2026年度の会員校は214校(大学205校、短大9校)となりました。看護系大学の7割を私立大学が占め、私立大学の看護学教育に対する責任や本協会の役割も大きいものと考えます。

 本協会の目的は、「私立看護系大学の教育・研究および経営に関する研究調査並びに会員相互の提携と協力によって、私立看護系大学の振興を図り、その使命達成に寄与し、もって我が国の看護及び看護学教育・研究の進歩発展に貢献すること」にあります。
 本協会の委員会では、主に、私立看護系大学の教員を対象に活動を行っています。「大学教育委員会」では看護系大学において特別な支援を必要とする学生への教育支援等の研修、「研究活動委員会」では教員の研究助成事業と研究セミナー、「国際交流委員会」では国際交流を行うための助成事業、「大学運営・経営委員会」は効果的な学生募集に関する研修会、「地区活動委員会」では、地区間におけるネットワーク構築推進事業等を行っています。

 また、2024年度から特別事業として、「看護の魅力発信事業」に取り組んでいます。少子化問題の影響を受けて、看護を志す受験生が減少傾向にあることを背景に、デジタルネイティブ、SNSネイティブのZ世代の生徒さんが、社会的問題やSDGsの達成などに関心を持っていること、高校1、2年生を対象に、新たな科目として「総合的な探求の時間」が設けられたことに着眼し、進研アド社と連携し、副読本冊子である「探求×SDGs-地域課題解決とキャリア」に、社会的課題と看護の特色のある取り組みを掲載しました。
 さらに、看護の魅力と看護の多様性を表現した動画を作成し、Instagram、TikTok、YouTubeで、それぞれ、広告として公開しました。広告のコンテンツは、「働きたい場所」「好きなこと」「将来の夢」の3部で構成し、視聴頻度の高かったSNSは、TikTokとYouTubeで、最も高い視聴率が「働きたい場所」でした。「好きなこと」や「将来の夢」も中高生に高い親和性を示したため、今年度も引き続き、配信を計画しています。
 この看護の魅力発信事業は、高校生が自分にとって関わりの深い課題として看護を探求するきっかけとなり、看護職をめざす学生を増やすことを狙っております。

 会員校におかれましては、中央教育審議会答申の「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」に受けて、それぞれの大学の建学の精神、大学独自の教育理念に基づき、その実現を図るために、学修成果の見える教育に取り組まれていることと存じます。本協会は、引き続き、会員校の皆様からご意見を伺いながら取り組んでまいりたいと存じます。
 今後とも本協会の活動に、ご協力いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本私立看護系大学協会
会長 原  玲子